パソコンを活用されている一般の方からも”クラウドが今後・・・”と、”クラウド”という言葉が出てきました。世間一般化されてきたか?とも思いましたが、果たしてどこまで理解されていることなんでしょうか?自分自身、ちょっと整理してみました。
参考書籍:
この本を読んでみました。
| クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった | |
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内容紹介
わずか5台のコンピュータが世界を席巻する……
あなたのビジネスの常識を覆す「クラウド・コンピューティング」の全貌を解説。
書籍冒頭から、
「10年後には社内で運用されるサーバーはなくなり、すてがコンピュータクラウドに移行する」。
これは、米マイクロソフトのCEOであるスティーブ・パルマー氏の2007年11月の発言だ。
「世界にコンピューターは5つあれば足りる。一つはグーグル、二つ目はマイクロソフト、として,ヤフー、アマゾン、イーベイ、セールスフォース・ドットコムだ」。
これは、サン・マイクロシステムズのCTOであるグレッグ・パパドパラス氏が2006年11月に自身のブログに綴った言葉である。
Amazonの書籍紹介では「5台」となっていますが、5つ(もしくは5社)の誤りでしょう。これは良しとして、世界で5社の企業サーバは済んでしまうと言うお話。まあ、極端なお話ですが、5社あれば世の中のネット環境ではクラウド化され、事足りてしまうということでしょうか。
一体クラウドって!?
そもそも私自身、クラウドの定義を誤っていました。ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)と同意と思っていましたが、この本を読む限り、Slerを脅かす存在である意味がつかめました。
一言でいいにくい(であれば1冊の本にもならないだろうから。。。)のですが、要は「ソフトウェアサービスを、必要な時に、必要な分だけ、かかった料金のみをお支払いする」仕組みのようです。
今違いとして、ASPを例にあげると、ネットショップがあります。
ネットショップの構築元から利用する場合、
- 初期設定
- 月額費用
- コースによる機能制限
があります。私自身当初はソフトウェアが手元にない分(クライアントにインストールの必要がなく、ブラウザで設定するため)これがクラウドだと思っていました。
しかし、上記のクラウドの定義を当てはめると、「必要な機能だけをチョイスし、かかった分をお支払いし、いつでもやめていいですよ」というサービスがクラウド。初期設定(若干の手続きはあると思いますが)などの固定概念がなくなることです。
書籍の例でも上げられていますがクラウドとは、「コンセントにプラグを差し込むのと同じくらいに簡単に、インターネットに接続するだけで、必要なITリソースを利用できる」ことです。
どんなものがあるのか
クライドの先駆者としてはAmazon。EC2やS3、またご存知GoogleではGmailなどのサービスが有名です。
今回の発見としては、
- EC2などの仮想サーバのHaas。
- GoogleAppEngineのPaas。
- アプリケーションのSaas。
の区別ができたこと。これでクラウドが明確になりました。
利用する優位点と脅威
社内の情報化戦略として優先順位にくる予算。しかしクラウドではこれを外部で借りることにより、ハードウェア費用(またはアプリケーション)がかからなくてすむということ。これによる弊害として、システム設計・構築し、提供してたベンダにとっては脅威である。これについては書籍の中でオフコン時代からの変遷もかかれてあるので興味深い。
衝撃なのは、提供する側も構築コストを安くするために、提供者は無料もしくは低価格に近いOSやハードウェア、周辺ソフトを使うだろうということ。それによりマイクロソフトも牙城も揺るがれかねない。マイクロソフトも対抗して「Windows Azure Platform」を今月に発表しました。まだ詳しく調べていませんが、なんだかEC2とS3みたいな印象です。時間があったら一度試してみたいと思います。
クラウドの問題
- SLA。提供されるサービスもそれ相当のSLAが必要になるし、なるとすればまた費用はかかるのでは?結局購入が安くなるようなケースも出てくるのでは?
- セキュリティ。やはり外部にデータをもつとなると不安。
業務で使用するとなるとそれ相当の保証(信頼性と安定性)。結局自社内設置の費用と変わらなくなる可能性もあるのでは?
また、一番はセキュリティ。外部にデータを置くことになるので、不安を覚える。仮想サーバとして設置するだろうからその仮想技術もかなり向上したとしても、その大元が乗っとられてしまったら一貫の終り。そのためデータセンターの所在も明確にされていないし、国によってはその制限を設けているところもあります。
雑感
書籍の中で印象深かったのは、他の書籍からの引用された「コア/コンテクスト分析」。文中で「コア業務への資源集中こそが企業競争の優位性を高める方法であり、それ以外の業務(コンテクスト業務)は全てアウトソースするべきである」と書いてある。クラウドを語る上で、今後の情報システムのあり方を改めて示唆しています。
問題でも挙げましたが、セキュリティ。安ければいいと言うことで外部にデータを預けるのは正直怖いですね。また、ネットが接続出来なければ使えないし。そのため現在、パブリッククラウドとプライベートクラウドの検討もなされているようです。
冒頭の5つの会社で世界は支配されるにはまだ時間がかかると思います。かなりの低価格化と分散技術のための膨大なサーバが必要だと思います。
改めて思うのは、これを見据え、実践しているGoogleの存在です。凄いと思う反面、強大すぎて今後何を考えているのだろうと少し恐怖を感じます。一生懸命出遅れでもパソコン業界のイニシアチブを取ろうとしているマイクロソフトが可愛く見えてしまいます。



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インフラSEは斜陽な職種
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