HOME 日々雑感 アメリカの医療費って高いんですね/オバマ政権にみる公的保険制度

アメリカの医療費って高いんですね/オバマ政権にみる公的保険制度

ちょっと前のテレビニュースにて、オバマ政権の支持率が急低下しており、その改革案の中の公的保険制度導入について語っていたので雑感。


以下アメリカの医療費について:

アメリカの民主党は、今回の改革で公的保険制度を導入しようとしていたが、下院案で盛り込むことができたが上院案ではこれを断念。(1/14)
 

公的保険導入の理由

アメリカの医療費は高い。
たとえば盲腸で入院した場合、日本で40万円かかるとすると、アメリカでは200万円以上かかる。
国民一人当たりの医療費が7300ドル。ヨーロッパの約2倍、日本の2.8倍。

 

高い理由

一番は、制度の違い。
日本のように国が一括して健康保険行ってる場合には医療保険会社に対して安く契約をすることができる。
ところがアメリカの場合は民間の健康保険会社がさまざまな保険を提供しているので交渉力の弱い。
2008年までの10年間で所得は34%上昇したが、この間健康保険は120%上昇。
企業は健康保険の7割を負担してるので企業収益の圧迫につながっている。
 

議会の反対の理由

安い国民保健ができてしまうと皆そちらに移ってしまうので、既存の民間保険会社が潰れてしまう。
また製薬会社・医師・病院など既得権を持っている人は利益を守ろうとするので、政治的な圧力が非常に強い。
 

雑感

アメリカの医療費で高いと聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。自由の国アメリカで、ここまで自己責任だとは。個別に民間の健康保険には入ってると思いますが、月々の支払いが困難な場合は大変だと思います。

国を挙げての問題であれば、どこかの民間保険会社が公的健康保険並みに月々安い保険料のサービスを提供すればいいだけの話で、普通利用者はそちらに流れてくるのではないでしょうか。
これができてないということは、結局何かしらの圧力や規制がかかっているということであり、自由の国アメリカの矛盾を感じます。
根底の医療費が高いので安くはできないでしょうが、安くするための政府としての誘導できるんじゃないかと思ってしまいます。政府が低所得者向けに医療費の補助をするとか。

しかし、日本例を見るように公的保険にした場合、徴収した社会保険料が変な運用に使われる危険性もあるので、民間移譲がいいような気もなきにしもあらず・・・。また日本の医療現場の大変さなど、一概に国が管理することが全ていいと言い切れない深い問題かなと感じました。
単に既得権益を守ろうとする団体のみが悪者ではないような気がします。

今のアメリカは失業率10%を超え、経済対策よりも戦争重視と非難されてるオバマ政権。保険制度の見直しも頓挫されると噂される中、低調だったヘルスケア関連株が上昇。実態と経済が合致していない状況です。期待され、支持されていることの応えの積み重ねが大切です。

 

 

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